外国人が日本で生活・就労を続けるためには、在留資格の更新や変更、在留資格認定証明書交付申請など、さまざまな「在留諸申請」を行う必要があります。
しかし、申請後に多くの方が不安に思うのが――
- 「審査はどのくらい時間がかかるのか?」
- 「今どの段階まで進んでいるのか確認できないのか?」
- 「入管に電話したら進捗を教えてもらえるのか?」
といった 進捗状況の確認 です。
本記事では、出入国在留管理庁(入管)の公式情報をもとに、在留資格申請の進捗確認方法・審査期間の目安・注意点を徹底解説します。
在留資格申請の進捗確認方法
入管で案内されている進捗確認の手段は次の通りです。
1. 在留申請オンラインシステムで確認
- オンラインで申請を行った場合、「申請情報一覧」画面の「申請状態」欄で確認できます。
- 表示されるステータス例:
- 審査中
- 追完待ち(追加資料提出待ち)
- 発行待ち
- 完了
👉 オンライン申請は、進捗が可視化されるメリットが大きい ため、近年は利用者が増えています。
2. 入管からの通知を待つ
- 許可・不許可の結果や追加資料の依頼は、ハガキやメールで届きます。
- 通知を見逃さないよう、登録住所やメールアドレスは常に最新のものにしておくことが重要です。
3. 公表されている「平均審査日数」を確認
- 入管は「在留審査処理期間」を公表しています。
- 申請内容や地域によって異なりますが、例えば「在留資格認定証明書交付申請」では1か月~3か月程度が一般的です。
4. 交付予約システムで確認
- 結果通知後の交付予約をしている場合、予約受付メールから進捗を確認できます。
注意点:入管に直接聞いても進捗は分からない
- 入管では 「審査状況や結果の見通し」について、電話や窓口で個別回答することはできない と明記されています。
- 「いつ終わりますか?」「いまどの段階ですか?」と聞いても、基本的には答えてもらえません。
👉 したがって、申請者としてできることは、通知を待つ・追加書類に早く対応する・平均審査日数を参考にする の3つに絞られます。
在留資格申請の審査期間の目安
- 在留資格認定証明書交付申請:1~3か月
- 在留資格変更許可申請:1~3か月
- 在留期間更新許可申請:2週間~2か月程度
- 永住許可申請:6か月~1年半程度
※入管公式の処理期間データをもとにした一般的な目安です。実際の審査日数は、提出書類や個別事情によって変動します。
審査をスムーズに進めるためのポイント
- 提出書類に不備がないよう準備する
- 追加資料の提出依頼にはすぐ対応する
- 住所変更や連絡先の変更は必ず届け出る
- オンライン申請を活用する
よくある質問(FAQ)
Q. 電話で「審査はどこまで進んでいますか?」と聞いてもいいですか?
A. 入管は個別の進捗や見通しを回答しません。結果通知を待つ必要があります。
Q. 申請してから3か月以上経過しています。どうしたらいいですか?
A. 処理期間の目安を超えている場合は、追加書類の依頼が届いていないか確認しましょう。それでも不安が強い場合は、申請先の入管に問い合わせることは可能です。
Q. 早く結果を知る方法はありますか?
A. 残念ながら、公式にはありません。正確に書類を準備し、追加依頼にすぐ応じることが最善策です。
まとめ
- 在留資格申請の進捗は オンライン申請システムや通知 で確認可能。
- 入管に電話しても「審査状況や見通し」は教えてもらえない。
- 平均審査日数を参考にしつつ、追加資料提出などに迅速に対応することが重要。
👉 在留資格の申請は専門知識が必要で、書類不備による「不許可」も少なくありません。
確実に許可を得たい方は、行政書士など専門家に依頼すること をおすすめします。
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