当事務所は、豊島区池袋で外国人の在留資格・永住許可申請を専門としている行政書士事務所です。
本記事では、実際に当事務所で永住許可申請が「許可」になった実例をもとに、
- 池袋や東京都内で永住許可を検討している方
- 独身・転職歴があり不安な方
- 年収が平均的で永住は難しいと思っている方
に向けて、入管が評価したポイントを分かりやすく解説します。
目次
永住許可申請が許可となった実例(池袋の行政書士事務所)
※個人が特定されないよう、内容は一般化しています。
申請人の概要
- 国籍:非公開
- 性別:男性
- 婚姻状況:独身
- 日本での在留歴:10年以上
- 在留資格:就労系在留資格(転職歴あり)
- 年収:安定しているが高収入ではない
- 納税状況:所得税・住民税すべて完納
- 社会保険:健康保険・年金に適正加入
- 住居:日本国内に自己所有住宅あり
一見すると、「特別に有利」と言える条件が揃っているわけではありません。
【重要】永住許可で入管が重視する3つの審査ポイント
① 日本で安定して生活できるか(生計要件)
永住許可では、年収額そのものよりも、
- 継続的に収入を得ているか
- 今後も日本で生活していく合理性があるか
が重視されます。
本件では転職歴はありましたが、
- 在留資格に適合した転職であること
- 職務内容に一貫性があること
- キャリアアップや雇用継続性が説明できること
を丁寧に整理しました。
その結果、転職=マイナス評価とはならず、むしろ現実的な職歴として評価されています。
② 納税・社会保険の状況(永住許可で最重要)
豊島区池袋近辺では、多くの外国人が在留しているため、「永住許可申請」の相談で最も多い不安が、税金・年金に関するものです。
永住許可では、
- 住民税・所得税を期限内に納めているか
- 年金・健康保険に適正加入しているか
が極めて厳格に審査されます。
今回のケースでは、
- 未納・滞納・遅延は一切なし
- 長期間にわたり安定した納付実績
があり、日本社会の一員としての信用性が非常に高いと判断されました。
③ 生活基盤の安定性(住居・定住性)
本件では、日本国内に自己所有の住宅がありました。
永住許可申請において住宅の所有は必須条件ではありませんが、
- 日本に定住する明確な意思
- 長期的な生活基盤
を示す強力なプラス要素になります。
(賃貸物件であっても永住許可は可能です)
独身・転職あり・高収入でなくても永住許可は可能
実務経験上、以下のような理由だけで不許可になることはありません。
- 独身である
- 転職回数がある
- 年収が平均的
重要なのは、
- 在留歴に不自然な空白や違反がないか
- 納税・社会保険を適正に履行しているか
- 将来にわたる安定性を論理的に説明できるか
です。
永住許可は、総合評価で判断されます。
池袋の行政書士が実務で重視した申請戦略
本件では、単なる書類提出ではなく、以下を意識しました。
- 転職理由・職歴を時系列で整理
- 収入推移を客観資料で補強
- 10年以上の在留歴を一つのストーリーとして構成
永住許可申請は、**「条件が足りているか」ではなく「どう伝えるか」**で結果が分かれます。

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